2024年2月15日
2024年3月度の多摩市議会本会議にて、私は次の一般質問を行いました。

 1  これからの多摩市民の安全・安心の確保


質問内容


1  これからの多摩市民の安全・安心の確保

(1)異常気象の時代、施政方針でも、国連のグテーレス事務総長が「既に地球沸騰化の時代に入った」と話されるように、猛暑、超巨大台風、洪水など気候危機による激甚化した災害が世界各地で多発しています。大規模な山火事、氷河の融解さらには感染症などとの複合災害も想定しなければなりません。とのべられています。それでは今、多摩市が必要としているインフラ整備とは何か、今までは何を作れば国・東京都の補助金を得られるのか、そして財政上有利になるのか、損得勘定が優先されてきたことも否めません。
これからは多摩市として、本当に必要なインフラ整備を自ら正しい考え方を持つようにしていかなければならないと思います。
緊急時、災害時の市民の安全・安心を確保する信頼性の高いインフラ整備について、そして現状の課題と今後の取り組みについて以下質問いたします。


① 去る本年2月の大雪による市民生活に支障をきたす様な道路や交通障害は、市や周辺でどの様な状況であったか、また復旧までにかかった日数などを伺います。

② 危機管理として、緑の保全地区の倒木や火災などに対して、どの様な防災計画や安全対策が行われているのか伺います。

③ 幼稚園、保育園などや小中学校の通学路や施設周辺の安全確認や安全確保の計画や改善の具体例について道路整備や交通安全の視点から伺います。

④ メリハリをつけた管理を行い健全な街路樹空間を作る多摩市街路樹よくなるプラン初版と改訂版の課題別の取り組みの成果について伺います。

⑤ 多摩市内のなら枯れの数と今後の対応について伺います。

⑥ 現在の緑のルネッサンスの取り組みについて伺います。

⑦ 今後、市民との協創を掲げる阿部市長が目指す緊急時や災害時の多摩市の 安全・安心の担い手について、多摩市の高齢化の行末や、阪神淡路大震災や東日本大震災や能登半島地震などを踏まえるとともに、首都直下型地震などで多摩市の被害想定に基づき、お考えを伺います。


(2)市民の安全・安心は、市長や行政にとって最も重要なことだと考えますが、コロナ終息後の今回の市長の施政方針にはほとんどふれられていないのは一目瞭然です。しかし、市民生活が以前の様に戻るにしたがい、学校で不審者が出て登校に見守りが必要になったり、危害を加えるような例もあるということです。インクルーシブやダイバーシティ、プライバシーなどとの関連で難しい点もあると思いますけれど、そのような時の見守り方について以下質問いたします。

① このようなことが起きた場合、子どもたちの見守りだけでなく、不審者対策は誰が行い、さらに、市民との協創を目指そうとする阿部市長はどの様に考えて、そうした事実や再発防止を自治会や学校・保護者、警察などと共有されているのか伺います。

② 市長の目指す協創とは、このような件にどのように役立てるものなのか、ご説明願います。

③ 施政方針でも子ども政策を大切に思う市長が再発防止策を何も考えていないということはないと思いますので、各関係機関などの役割分担を具体に伺います。



資料要求

① 東京都の街路樹診断等マニュアルに基づいた調査結果
② 公園緑地の数と面積
③ ニュータウン開発により整備された公園数と土地区画整理事業により整備された公園数

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